大川の桜が咲き始めた矢先に不意に訪れた花冷えの候、令和7年3月30日、令和6年度大阪歯科大学歯学部大阪府同窓会堺支部総会・懇親会をホテルアゴーラリージェンシー大阪堺にて開催いたしました。総会はコロナ禍下での平成4年以来、懇親会においては平成30年以来の開催で、休日の夕刻からにもかかわらず32名の先生方にご出席をいただきました。
総会に引き続き、林 正純日歯・府歯副会長(大32)の時局講演を拝聴したあと懇親会に移りました。
懇親会には、ご来賓として大阪歯科大学歯学部同窓会の恩田信雄会長(大21)、大阪府同窓会の大塚俊裕会長(大28)ならびに梅垣輝生専務理事(大35)のご臨席を賜りました。大変ご多忙のなか来堺いただき誠にありがとうございました。
はじめに、恩田信雄全国同窓会会長より「高齢化による会員の減少、若い先生方の組織離れ、女性会員の参加協力等の諸問題が山積の全国同窓会であるが、要である大阪府同窓会が組織改革も行いつつ、全国の中心として問題解決に取り組んでいる。全国同窓会も次の100年を見据えて、さらなる飛躍を図る所存である」との力強いご挨拶をいただきました。
また、大塚俊裕大阪府同窓会会長からは、府同窓会改革による組織活性化、学内報告、卒業式の詳細、今年の国家試験における新卒の成果や既卒の頑張り、合格者の過去からの推移等、さまざまな話題について詳細にお話しを頂き、昨今の現状を知ることができました。
その後、出席者最年長、「卒後65年の今も現役で診療されておられる」篠田修先生(大9)から、歯科医師としての矜持と誇りあふれるお言葉をいただいたあと乾杯となり、和気あいあいとした中で懇親会が始まりました。
多くの先生方がお食事やお酒を酌み交わしながらお話しをされ、笑い合い、共通の先生や仕事場の話題で盛り上がり、自分と誰かとのつながりを再確認することで、楽しく懇親を深められておられました。まさに同窓であるからこそできる素晴らしい時間だったと思います。
同窓会へ参加することは「そこで何かを与えてもらう」というよりも、「そこで自らが何かをつかみ取ること」と最近私は考えるようになりました。得られたものを新たなスパイスとして、明日からの自分の人生をより実りのあるものにしたいと思っています。
最後になりますが、今回参加がかなわなかった先生方も、令和7年8月24日(日)正午よりリーガロイヤルホテルにて大阪府同窓会の会員・家族大会、新卒業者歓迎大会が開催されますので、是非とも堺支部としてご参加いただき、お会いできますことを楽しみに致しております。よろしくお願い申し上げます。
(大36回 三谷 徹 記)