大阪歯科大学歯学部大阪府同窓会

【泉州人会】泉州地域出身者の集まり 現役学生ファースト・同窓生

同窓会の先生方、【泉州人会】という集まりが大阪歯科大学内にあるのをご存じでしょうか?
約60年前に故・西浦 恂教授(専28)が創設され、二代目・井上 宏名誉教授(大13)、三代目・伊﨑 克弥先生(大27)、四代目・楠本(大29)へと受け継がれ、大阪府の堺市より南の高石、泉大津、和泉から泉南、岬までの泉州地域出身者の集まりの会です。

同窓の先生方も出席されますが、同窓会ではなく、あくまで現役学生ファーストの会です。
そのため、これまで同窓会報には掲載されていませんでした。

同窓会事務局の方へ確認したところ、快諾を得て投稿させていただくことになりました。

泉州人会に該当する学生かどうかは、これまで教務学生課にお願いして探してもらっていましたが、約10年前から個人情報保護法の関係で教えてもらえなくなりました。
毎年、幹事になった学生が各学年の講義室を回り、「泉州人」を探してもらい、出身地、出身高校、加入クラブを記載した学生名簿と集合写真を撮影し、泉州人会の会報として宴会の案内を兼ねて送付させていただいています。

コロナ禍の影響で中止していましたが、3年ぶりに2023年(令和5年)11月25日に難波にある「鳥よし本店」で開催することになりました。

集合写真にありますように、高松平人先生(大11)を筆頭に、20回代の伊﨑先生から、30、40、50、……今年卒業した71回まで、卒業年代層ごとにバランスよく先生方の参加が得られました。
今年4月の新入生は大学77回生ですので、何と67年という、びっくりするぐらいの世代を超えた集まりとなりました。

これまでの泉州人会には、現役学生とその保護者、同窓の親と子、兄と弟、夫婦、親戚同士といった身内同士の関係での参加、歯科医師の二世、三世、四世まで幅広い年齢層の参加がありました。
また、大阪府歯科医師会の役員、支部の役員、地域の市民病院に勤務している先生、学会や勉強会つながりの先生まで多様な方々の参加がありました。

学生は、入学してから各科目の単位試験、CBT、OSCE、学士試験、歯科医師国家試験といくつもの難関なハードルを越えていかなければなりません。
6年間ストレートで進級・卒業するのも容易ではありません。
CBT、OSCEは令和6年から歯科医師法に定められた公的試験となり、ますます大変になります。

つらいことや悩みごとも多いかと思います。
私たち大学教員をはじめ、卒業したばかりの臨床研修歯科医師や大学院生もいますので、学生にとって何か有益なアドバイスや応援ができればと考えています。

それだけではありません。歯科界の問題や課題、将来性など、自身の歯科医師像を作り上げる機会になればとも考えています。

宴会では、後輩たちのことを思う先輩たちが自然に集まり、現役学生のことを心配するかたわら、並々ならぬ大阪歯科大学、母校への思いがにじみ出た盛り上がり方でした。

泉州人会は、人と人とのつながりを大切に思う「だんじり魂」のあふれた会です。
このような会が大学内で行われていることを知っていただければ幸いです。

最後に、コロナ禍による3年間のブランクのため、学生幹事の引き継ぎができておらず、案内漏れ等が起こり、多くの方々にご迷惑をおかけしたことを、会を代表してお詫び申し上げます。

公務や診療所との兼ね合いで出席できなかった先生、出席できない代わりに寸志や酒肴を届けてくださった先生方、開催に協力いただいた大学院生や幹事の学生さんにも感謝申し上げます。

今回、泉州人会のグループLINEを立ち上げ、すでに60名近くの方が参加されていますので、今後の登録をよろしくお願いいたします。

(大29回 楠本哲次 記)